一人暮らしにウォーターサーバーはいる?いらない?|メリットと契約時に知っておきたいポイントまとめ
一人暮らしでウォーターサーバーっている?いらない?
定期的に飲料水を配送してくれるウォーターサーバー。
温水・冷水を必要な時に使えるのはもちろん、最近では卓上タイプも増加し、設置スペースの問題も気にならなくなってきました。
何より、おいしい水が手軽に飲めるのが嬉しい!!
でも、毎月の出費もアップしてしまうので、なかなか判断が付きませんよね?
そこで今回は、一人暮らしでウォーターサーバーを利用するメリットをご紹介します!ぜひ参考にしてみてください。
◆一人暮らしなら嬉しいウォーターサーバーのメリット
①必要な時にお湯が出せる
出勤前や急な来客など、コーヒーやお茶をすぐに用意したいときってありますよね。
ウォーターサーバーの温水は80~90℃ほど。
温かい飲み物を作るのにもピッタリな温度に設定されています。
お料理にお湯を使うときも、すぐに沸騰するので時短調理が可能です。
最近では、ウォーターサーバーの温水機能を拡張した『コーヒー機能』が付いた機種も!
リモートワークをしている方に嬉しい機能ですよね。
このように、水の種類や本体のデザインだけでなく、しっかりと用途に合ったセレクトができるようになってきたため、失敗のリスクも減少しています。
②重たい水のために買い物に行かなくてもOK
水道水を飲むことに抵抗がある人や健康を理由にミネラルウォーターを愛飲する人が増加していますが、ネックとなるのが『買い物』。
ペットボトル飲料ってとても重く、持ち帰るのが大変・・・
でも、ウォーターサーバーを契約している人は、定期的に重たい水を配送してくれるので、ツライ思いをせずにミネラルウォーターが飲めちゃいます!
③災害時の水の備蓄にも活用
地震や台風で外に出られないときなど、万が一の備えとして水の備蓄を考えている人にもウォーターサーバーを活用できます。
ウォーターサーバーで使用する水は、定期配送のため賞味期限切れになることが少なく、また停電時であっても、ウォーターサーバーは水(常温)を出すことができるので、備蓄スペースが必要ありません。
いざという時に頼れる人が近くにいない場合でも、水があると安心です。
④ゴミの削減に効果的
例えば1日1リットルのミネラルウォーターを飲んでいる場合、500mℓペットボトルで1日2本、1カ月で60本ほどのペットボトルをゴミとして出す計算になります。
一方、ウォーターサーバーの水の場合は8~12ℓが一般的。
1日1ℓ換算で、1カ月2~4個ほどのゴミ捨てで賄える計算です。
最近では、ペットボトルとしてではなく、一般ごみと合わせてゴミ袋にそのまま捨てられる容器素材を採用したウォーターサーバーもあるので、そういったタイプならさらにゴミ捨ての面倒も少なくなります。
◆一人暮らしの人必見!ウォーターサーバーを契約するときに確認しておくべきポイント
①ウォーターサーバーの設置スペース
ウォーターサーバーには、床設置型から卓上型まで大小さまざまなサイズがあります。
サイズを確認せずにデザインで選んでしまい、「設置したら部屋が想像以上に窮屈になっちゃった!」などの失敗もよくあること。
部屋に合わせて最適なデザイン・サイズのウォーターサーバーを選びましょう。
②ボトルの交換方法
ウォーターサーバーの水ボトルは、ウォーターサーバー上部にセットするものと下部にセットするものとで大きく2種類に分かれます。
12ℓほどの水ボトルであれば、セットする箇所を問わず、女性でも無理なく水ボトルの交換が可能ですが、力に自信が無いという方は、ウォーターサーバー下部に水ボトルをセットできる機種がオススメです。
軟水?硬水?水の種類ってどう違う?
「軟水」と「硬水」という言葉を耳にすることがありますよね。
それぞれの違いは『硬度』といって、水1ℓ当たりに含まれるカルシウムやマグネシウムの含有量によってWHOが定める基準のもと分けられています。
・軟水:硬度60mg未満
・中程度の硬水:硬度60以上120未満
・硬水:硬度120mg以上180未満(引用;WHO|飲料水水質ガイドライン)
国や地域によって天然水の硬度が異なり、口当たりも変わってきます。
日本の場合は水道水を含めて軟水が多いんですよ。
軟水は、味にクセが無く飲みやすいのが特徴で飲用にピッタリ!
「赤ちゃんには軟水を」とされるように、胃腸への負担も心配ありません。
また、食材を柔らかく味を染み込ませやすいとされています。
硬水は、胃腸に負担が掛かってしまう恐れがあり、苦みのある味わいが特徴です。
硬度が高いため、手軽にミネラルを摂取することができます。
料理に関しては、肉類を柔らかくし臭みを取るのに最適です。
③意外と見落としがち!注文ノルマの確認
ウォーターサーバー各社には、注文ノルマがあります。
これは、「1ヶ月〇〇ℓ」というもので、ウォーターサーバー会社によっては、「〇〇ℓ以上定期注文でサーバーレンタル代無料」などのサービスを実施していることも。
当然、注文ノルマが多いと一人暮らしの場合に余ってしまいます。
容器1つ分の容量を複数タイプから選択できる会社も多いですよ。
少し余る程度の容量を考えて注文ノルマを決めるのがポイント。
一人暮らしの場合は、ミネラルウォーターを在宅時の飲用メインに使うのか、料理にも使うのか、また、水稲などに入れて持ち歩くのかでも異なります。
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- 在宅時の飲用がメイン:12~15ℓ / 1ヶ月
- 飲用+料理にも使う:18~24ℓ / 1ヶ月
- 上記+外出時にも持ち歩く:30~42ℓ / 1ヶ月
上記を元に、大体の容量を決めてみましょう。
④柔軟な配送の調整が可能かも忘れずにチェック
「水が余ってしまった」
「仕事で出張になって受け取れない」
「毎月決まった日に配送してほしい」
などなど、ウォーターサーバーは便利な分、受け取りや水が余ってしまうなどの問題も発生してしまうイメージがあります。
現在、有名なウォーターサーバーはかなり柔軟に配送指定することが可能です。
例えば、「水が余ってしまったので来月はストップしたい」、「水が足りないので月の途中で追加したい」、「毎月〇日(or〇曜日)に配送してほしい」など、ネットで変更できます。
会社によってどこまで柔軟に対応できるかは異なるので、契約する際は配送変更の柔軟性と変更方法(電話orネット)も忘れずにチェックしておくのがオススメです。
◆一人暮らしでウォーターサーバーが必要ないケース
①自炊を滅多にしない
自炊をあまりしない方もウォーターサーバーの水を余らせてしまいがち。
しかし、ウォーターサーバーは、必要な時に温水・冷水を出せるのがメリットのひとつ。
自炊はしないけれど、カップラーメンやインスタントスープをかなりの頻度で食べているという方は、ウォーターサーバーがあると便利ですよ。
②在宅時間が少ない
「忙しくてなかなか家にいられない」という方も多いですよね。
ウォーターサーバーの利用頻度が少ないと、水がどんどん溜まっていってしまいます。
ウォーターサーバー会社での配送変更などを活用するのも有効的な方法ですが、もしかしたらミネラルウォーターを都度購入する方が良いかもしれません。
③水道水を飲むことに抵抗がない
内閣府によって令和2年10月~12月に調査され、令和3年2月に公表された『水循環に関する世論調査』の調査結果によると、水道水をそのまま飲んでいる人が少ないようです。
以下に調査を抜粋したのでご覧ください。
あなたは、普段、水をどのように飲んでいますか。(○はいくつでも)
- 特に措置を講じずに、水道水をそのまま飲んでいる:9%
- ミネラルウォーターなどを購入して飲んでいる:9%
- 浄水器を設置して水道水をそのまま飲んでいる:0%
- 水道水を一度煮沸して飲んでいる:4%
あなたは、現在使用している水道水の質について満足していますか。(○は1つ)
- 全ての用途において満足している:2%
- 飲み水以外の用途において満足している:9%
- 全ての用途において満足していない:4%
(引用:内閣府|水循環に関する世論調査)
上記の結果を見てみると、水道水を飲料水として利用することに少なからず抵抗を感じている人が多い様子が伺えますね。
水道水を飲料水としてしようすることに抵抗が無かったり、浄水器を設置したり、また、お湯や冷水の用意を面倒に感じないという方は、ウォーターサーバーにあまりメリットはありません。
◆ウォーターサーバーはライフスタイルを考えて契約しよう!
一人暮らしの方がウォーターサーバーを契約するメリットがある一方で、契約する前に調べておくべきポイントも多くありましたね。
納得のいく契約をするために、ウォーターサーバーを契約するときは、一度ご自身のライフスタイルを振り返ってみた上で、容量や機種を選んでみてください。